こんにちはゆんです。
結婚や出産で将来の資産形成を考えている方は少なくないと思います。
積立NISAやiDecoはもう始められましたか?
それらのインデックス投資だけでは少し物足りない!もう少し冒険してみたい!と思われる方に向けて、今回はレバレッジETFである『SOXL』に10年くらい前から積立投資をしていたらどれくらい資産が増えるのか試算してみました。
ハイリスクではあるものの、そのリターンは気になりますよね。
動画配信等で近年有名になっているレバレッジETFですが、ざっくり試算するのではなく、私たち一般家庭の条件で現実的に積み立てると実際にはどうなるのか?と疑問に思い徹底的に分析してみました。
※レバレッジを推奨しているわけではありません。参考程度の知識としてお役に立てれば嬉しいです。

SOXLの基本情報
ご存知の方も多いかもしれませんがSOXLについて簡単に基本情報を記載します。
ファンド名 | Direxion デイリー 半導体株 ブル3倍 ETF |
目指す指数 | PHLXセミコンダクター・セクターの3倍 |
経費率 | 0.94% |
どこで買える? | 楽天証券、SBI証券など |
楽天証券のページ | SOXLファンド概要 |
SOXLとはDirexion デイリー 半導体株 ブル3倍 ETF(DIREXION DAILY SEMICONDUCTOR BULL 3X SHARES)といい、PHLXセミコンダクター・セクターという指数の3倍のパフォーマンスに連動することを目指すETFです。
この指数は半導体の設計・製造・流通・販売を行う企業30社で構成されています。ほとんどはアメリカ内の企業です。
ちなみにS&P500はアメリカの上位500社なので、それと比較するとより業界も企業数も絞った指数になってますね。
SOXLはさらにその3倍を目指すのでよりハイリスクハイリターンになります。
経費率は0.94%で、構成はNVIDIA、BROADCOMなどの有名企業です。
0.94%なら低いと感じられるかもしれませんが、eMAXIS Slim S&P500の経費率0.0968%と比較するとかなり高いことがわかります。
実際に試算してみた
①試算条件はこんな感じです
結婚資金や子どもの教育費用などを考えているご家庭にフォーカスした条件にしました。
なんとか節約してボーナス含め月平均5万円を投資に回すことを考えてみます。
・金額:5万円/月をSOXLへ投資
・期間:2011年1月〜2021年11月
・株価:各年月での実際の株価を適用
・為替:各年月での実際のレートを適用
※各年月における株価と為替レートはYahoo Japan ファイナンスのデータを利用しました。
また、感覚的にわかりやすくするため、定期預金とも比較してみました。
②結果は約3.4億円!!
計算した結果、驚異的なパフォーマンスです!!
グラフを作成してみたので下図をご覧ください。
定期預金をグレー、SOXL資産額をブルーで表示しています。(ただし手数料と税金は考慮されていません。)

約3.4億円!!
ここから手数料と税金を合わせて30%控除されると仮定しても、実際に手元に残るお金は約2.3億円!!
なお定期預金に預けただけではほとんど元本と変化ありません。現在の定期預金の金利は0.02%程度です。
ちなみに、同じくレバレッジETFであるSPXLの試算結果はこちらをご覧ください。
③暴落に注意
その時に半導体市場はこれから伸びる!と予測して投資した人は凄いですね。
ただし!!今後もこのまま成長し続けるかどうかはわかりませんし、暴落が起きた時は70~80%もの資産下落も考えられます。
たとえばコロナショックの2020年2月に注目すると、資産は9千万円→3千万円へ約67%もの暴落がありました。

現在は回復傾向を通り越して加熱気味な気もしますが、もし当時SOXLに投資をしていてこのような資産の大暴落に直面したら、通常の精神状態ではいられないと思います。。。
レバレッジETFはハイリスクハイリターンであることを十分ご理解の上、投資先の一つとして検討してみてください。
2022年8月27日追記
2021年末から40%以上もの下落が続いてきましたが、下げ幅が減少してきました。私はSOXLのみで約40%ほどマイナス収支になっていますが、半導体は電装品に必須なのでいずれまた上昇すると考えています。
ここで狼狽売りしたら損になってしまいますのでご注意を!
2022年11月17日追記
10$付近で低迷していますね。
私の場合、損益率はマイナス70パーセントです。売らずにまた株価が下がった時に買い増ししようかなと考えています。
2022年12月17日追記
追加購入しました!
3.最後に
『SOXL』の試算結果は以上になります。他の商品についても随時投稿していきますのでご覧いただけたら幸いです。
その他の株式投資の記事はこちら


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ではまた!