- 品質保証部っていらないんじゃない?
- 不要だと思うけど実際どうだろう
- どんな役割があるのかな?
実は会社全体で見ると品質保証部は非常に大切な部署です。
なぜなら自社製品の品質に責任を持っているから。
この記事では品質保証部はいらないと思う方が見落としがちな必要性について、実体験をベースにまとめています。
最後まで読むことで品質保証部について新しい見方ができます。
- 品質保証部が不要と思われるのは指示するだけと感じられるから
- 自社製品の品質を確保している部署であるため責任は非常に大きい
- 重大な不良流出の場合は顧客先へ謝罪と説明をしなければならない
- 品質保証部員も指示だけではなく他部署と協力姿勢をもつことが重要
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品質保証部は無くてもいいと思われる理由
品質保証部は口うるさいだけだから不要だ!という意見をよく聞きます。
主な理由を見ていきましょう。
①問題解決に時間がかかるから
問題解決に時間がかかると、効率がかなり悪くなります。
なぜなら、問題が発生した際に迅速に対応できないと、その問題が拡大しやすくなるから。
たとえば、顧客からのクレーム対応が遅れると、顧客満足度が下がり、最悪の場合、顧客を失うリスクも生まれます。
また、内部の問題が解決されないことで、社員のモチベーションの低下や作業の停滞を招くこともあります。
したがって、問題解決をスピーディーに行うことは、ビジネスを円滑に進める上で非常に重要です。
②社内全体の品質意識が薄れるから
自社製品に不具合が発生した場合、品質保証部門に任せきりになると、他の部署が品質について重視しなくなります。
あくまで主観ですが、社内全体の品質意識が薄れると、製品やサービスの品質が低下しがちです。
品質の責任を負わなくて済むなら従業員は気楽になり、顧客を大切にする気持ちが薄れていくでしょう。
品質意識が低いと、企業の評判を損ない、売上げの低下にも繋がるため、社内全体で品質意識を高めることが大切です。
③コストがかかるから
品質保証部は直接部門ではないため、商品を作ったり販売するようなことはしません。
そのため企業の利益を圧迫する部署だと考える人もいます。
品質保証部は原因調査や再発防止を担当部署に指示するだけだと考える人も多く、時間や金銭的なコストと思われるのです。
実際には、品質に対して最も責任を持つという重大な役割があります。
しかし中には、品質保証部は効率の悪い作業を押し付けてくるといったイメージを持たれることも少なくありません。
体験談:実際にいらないと思われたケース
僕が経験したことを紹介します。
製造部門で誤って部品を壊してしまったことがありました。
その場合、品質保証部は製造部門に対して原因と再発防止対策を指示します。
製造部門からするといい気分ではありません。
とか
といった声が聞こえてきました。
たしかに実際に再発防止を行うのもその部署なので、品質保証部は「不要」「いらない」と思われがちです。
製品の品質を保つために各部署へあらゆる依頼や指導を行う部署なので、口だけと思われることも多いでしょう。
しかし、製造業では品質保証部の必要性を必ず知っておかなくてはなりません。