品質保証部

【経験談】品質保証部で出世するために必要なポイント4つ

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  • 品質保証部って出世できるの?
  • 出世するには何をすればいいんだろう
  • 品質保証部の業務別に解説してほしい

品質保証部で出世するには言われたことをやるだけではダメです。

なぜなら単なる作業は機械やシステムに任せればいいから。

この記事では実体験をもとにした品質保証部での出世ポイントを解説しています。

最後まで読むことでどうすれば周りから評価してもらえるのか分かります。

本記事のまとめ
  • 淡々と作業するだけでは不十分
  • 不具合原因の調査と再発防止提案をする
  • 他部署とのスムーズな調整力が必要
  • システム管理改善の提案も評価される
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品質保証部で出世するためには?

品質保証部で出世するには大きく分けて下記のスキルが必要です。

【品質保証部全体の出世ポイント】

  • コミュニケーション能力やリーダーシップスキル
  • 問題解決能力や判断力、決断力
  • ビジネス全体に関する知識やマーケット動向の理解
  • 英語力(グローバル企業であれば)
  • チームマネジメントやプロジェクトマネジメントのスキル

【品質保証業務の出世ポイント】

  • 製品・サービスの品質改善・向上のためのアプローチ
  • 品質監査の実施経験や監査報告書の作成能力
  • 製品やサービスに関する品質情報の収集・分析・報告能力

【品質保証の技術的業務の出世ポイント】

  • 製品やサービスの品質に関する専門知識と技術力
  • 製品やサービスの検査・分析・評価のスキル
  • 問題発生時の原因究明と改善策の提案・実行能力
  • 関連する法規制や規格に関する知識

【品質管理業務の出世ポイント】

  • 製品やサービスの品質指標やKPIの設定・分析・報告能力
  • 品質管理に関するPDCAサイクルの実施経験
  • 品質に関する情報の可視化・共有化に関する知識
KPI(Key Performance Indicator)とは「重要業績評価指標」です。目標を達成するプロセスでの達成度合いを計測したり監視したりするために置く定量的な指標を意味します。(引用元:人事用語集

なんか難しいことばっかりですが、実際の業務に落とし込むと分かりやすくなります。

では大きく4つの業務内容に分けて詳しく解説していきますね。

この評価ポイントを押さえれば昇給出世へ繋げられるでしょう。

品質保証部の業務別出世ポイント

1.工場内で検査を行う部門

一つ目の業務は検査です。構成部品や製品が正しいものかどうか図面やチェックリストを使って判断します。

そこで評価ポイントは下記のようになります。

  • 不具合品なのに良品と間違って判断していないか
  • 良品なのに不具合品と間違って判断していないか
  • 不具合発生時は製造部門や工程管理部門などとうまく調整できるか

基本的に合格品ばかりなので面倒くさくなって全部良品判定してしまう、ということは絶対やめてくださいね。

不適切検査となるため、出世はおろか厳正に処分されてしまいます。

不具合発生時は後工程に影響が出てしまうため、工程調整が必要になります。

他部署とうまく連携して工程に間に合わせることが必要ですね。

注意すべきこと

下に挙げることは評価がダダ下がりになるので絶対やめてください。

  • 面倒だからといって検査を適当に行う
  • 検査した部品がどのように使われてどんな機能があるのか知ろうとしない
  • 寸法確認や作動確認という作業のみを淡々と行ってる

2.取引先の品質管理を行う部門

二つ目の業務は品質管理における業務です。主に取引先とのやり取りを挙げています。

評価ポイントは下記の通りです。

  • 取引先ごとの不具合統計をまとめ細かく分析できているか
  • 取引先の現状を把握しようとしているか
  • 取引先から提案された再発防止策の正当性を判断しているか

取引先の品質管理を行う場合、ほとんどのケースが購買部門や設計部門も関係してきます。

たとえばこんなケースです。

他部署が関係する例
  • 取引先の検査を強化させるため、その分の検査費用を上乗せされてしまった
  • より高品質な部品を要求したら設計上取り付けできなかった

取引先に対して独りよがりに品質指導するのではなく、製品全体で安さや安全性を考えながら管理活動を行なってください。

注意すべきこと

次にあげることはやらないようにしましょう。

  • 言葉尻や表現方法などの細かいことだけに集中する
  • 有利な立場を使って取引先へ丸投げする
  • 問題を解決しようとするのではなく知識をひけらかす

柔軟な対応ができないと思われて損してしまいます。

3.既納品の品質を保証する部門

三つ目の業務は納品後の対応です。

お客様に製品を納入した後、どうしても不具合は発生してしまいます。

そこで、その製品についてサービス部門やお客様からの情報を管理する必要があります。

評価ポイントは下記の通りです。

  • サービス部門やお客様からの問い合わせに早くレスポンス出来ているか
  • お客様のところで発生した不具合情報を管理できているか
  • 不具合の原因を調査し関係部門へ再発防止をかけているか

早くレスポンスするには自社製品の知識やトラブルシュートできる能力が必要です。

問い合わせが来ても「何を言ってるのか分からない」「どこから調査すればいいか分からない」といったことにならないよう注意が必要です。

お客様のところで発生した不具合は会社的に大きな問題になります。程度の大小はありますが、お客様の信用を失墜することに繋がります。

そのため、製造部門や設計部門に対して不具合発生させないよう再発防止することが重要な業務です。

注意すべきこと

次にあげるようなことはしないよう注意しましょう。

  • お客様やサービスから言われるがままクレーム処理する
  • 使用方法に問題ないか過去の類似事例がないか確認しない
  • 設計と実際の使用方法に差異があってもフィードバックしない

面倒だと思わず真摯に向き合いましょう。

4.その他庶務部門

最後に事務処理に関する業務です。

主に品質保証部内の事務作業を担当する部門なので評価ポイントも一般的なものになります。

評価ポイントは下記の通りです。

  • 作業スピードが高いこと
  • 資料をミスなく見やすく作成できること
  • 部門内のデータ管理方法の改善提案

直接製品に関わらないため、事務作業のスピードと正確性が最低限求められます。

エクセルやパワーポイントといったパソコンスキルは日々学習して習得していきましょう。

作成した資料もミスがないか確認を怠らないようにしてください。

しかしそれらだけでは不十分です。

出世するためには改善を提案することが重要です。

たとえばこんな感じです。

改善提案例
  • サーバー保管しているデータをクラウドに移行させてアクセスや管理性を向上させる
  • ルーティン化している事務作業をマクロ化する
  • システム部門と協力しながら既存システムを応用させる

単に事務作業するだけでは付加価値は低いため、現状の問題点を見つけ改善案を出すようにしてみてください。

注意すべきこと

淡々と処理するだけではいけません。下記項目にあてはまる場合は要注意です。

  • 単に言われた作業だけを行う
  • 業務の問題点や改善点を積極的に見つけようとしない
  • 現場の意見を聞かないまま実現困難な提案をする

まとめ

本記事のまとめ
  • 出世するためには淡々と作業するだけでは不十分
  • 不具合発生時は原因を徹底的に調査し再発防止策を提案することが評価される
  • さらに他部署とのスムーズな調整力もあれば◎
  • 間接業務でも作業だけでなく部内の管理方法の改善を提案することで評価につながる

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あとがき

以上が品質保証部における出世するために必要なことです。

自分を見つめ直し強みを分析したい方はこちらをご覧ください。

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ABOUT ME
キャリアブロガー ゆん
◇家族構成:奥さん、息子、わんこ ◇20代で関西から東海へ転職 ◇製造業の設計/営業/購買/現場監督などを経験 ◇20代製造業の転職ならお任せください ◇毎月15万円ほど株式投資