- 転職活動の流れがよく分からない
- 実際に転職活動した人の体験談が知りたい
- 年収が上がらないから会社を変えたい
転職活動を成功させるには転職エージェントを見分ける力が重要です。
転職ではエージェントを利用することが一般的になってきましたが、エージェントは掲載企業から報酬を貰うため優良業社か見極めなければなりません。
この記事では転職活動の始め方から内定後までの全ての流れを網羅して解説しています。
僕の体験談しか載せていませんので、リアルな転職活動を見ることができます。
①転職活動ロードマップ:準備編
転職の軸を決める
まずはこれだけは外せない!という転職の軸を決めましょう。
ビジョンがないと、どのように転職活動を進めていいのか迷子になってしまう可能性があるからです。
僕の場合は「メーカー」「年収をあげる」の2つを軸に転職活動を始めました。
元々メーカー勤めだったこと、出世しても年収の上がる見込みがなかったことが理由ですね。
転職の目標がブレないようにしましょう。
自己分析する
自分の得意・不得意をあらかじめ知っておくことも重要です。
どんな職場ならあなたの能力が発揮できるのか、客観的に分析してみましょう。
自己分析を適当にしてしまうと大きく間違った転職になる可能性があります。
キャリアプランの作成
転職は人生における大きなイベントの一つです。
失敗しないためには将来のありたい姿を書き出して、今何をすべきか明確にすることが大切です。
上述した自己分析の結果も含めて、キャリアプランを作ってみましょう。
サンプルのシートを準備したのでぜひご活用ください。
プロにキャリア相談したい方はこちらの記事をご覧ください。
②転職活動ロードマップ:登録編
転職サイト・エージェントに登録
まずは転職サイトもしくは直接エージェントに複数登録してください。
どのサイトも個人情報と今の業務や年収、希望勤務地、希望年収などを入力するだけでOKです。
登録したら様々な求人が届くのでメールボックスは必ずチェックしてくださいね。
転職用メールアドレスを新規作成することを推奨します。日常用と転職用で使い分けると管理しやすいのでぜひ新規に作成してください。
複数のエージェントと連絡をとる
転職サイトに登録が完了したら、当日中〜数日後には複数の企業からメッセージが届きます。
その中には「転職エージェント」からのメールも届きます。
転職エージェントとは企業と転職希望者を仲介している会社です。求職者が転職エージェント経由で転職に成功した場合、その転職先の企業から転職エージェントに報酬が支払われます。(転職者の年収の数10%が報酬となります)そのため、転職活動されている方からお金を取ることはありません。
私が転職活動を一通り経験した感想ですが、転職のプロである転職エージェントを必ず利用してください。
地域密着型のエージェントは大々的な広告をせず、転職サイトに登録した方に声をかけることがあります。実際僕も転職サイト経由でエージェントから連絡を受けて、転職活動を進めました。
転職エージェントの注意点
転職エージェントを利用する際は次の注意点あります。
①複数の転職エージェントと面談すること
②転職をごり押しするエージェントは避けること
1つ目の『複数の転職エージェントと面談すること』の理由は、転職エージェントと言えども企業なので業種によって得意不得意があります。
また、社風や担当者と合う合わないといったこともあります。
複数の転職エージェントとコンタクトすることで、自分に合った担当者を見つけられます。
2つ目の『転職をごり押しするエージェントは避けること』の理由は、エージェント側の利益しか考えていないためです。
前述したように転職が成功すれば転職エージェントは企業から報酬を貰えるので、無理にでも入社させて儲けたい!というエージェントを避ける必要があります。
面談してみてこのようなエージェントと出会った場合はすぐフェードアウトしてください。
あなたの現状を把握しようとする姿勢があり、真剣に寄り添ってくれる担当者を見つけましょう!
必ず満足のいく転職につながります。
エージェントを1社もしくは2社に絞る
依頼するエージェントは多ければ多い方がいい、という訳ではありません。
あなたの転職活動に割ける時間は限られてますので、多すぎると対応しきれないことがあります。
ここなら信頼できる!と思ったエージェントを1社、多くても2社に選んでください。
希望条件を転職エージェントに伝える
一般的に条件は下記が挙げられます。
【希望条件の例】
○年収
○福利厚生
○業種
○職種
○勤務地
○勤務時間
○勤務体系
○会社の規模
など
条件は色々ありますので、希望の優先順位をつけてエージェントへ伝えましょう。
年収をあげたい、資格を生かしたい、勤務地は〇〇がいいなど、皆さん様々な希望があると思います。
未経験業種でも大丈夫?
20代〜30代前半であれば全く未経験の業種でも何とかなります。
(ただし、入社してから覚えることが多いので少し大変です。)
同じ業種であれば知識を生かせるので入社してからの負担は確実に減ります。
その他に、条件とまでは言えないですが、確認すべき点としては労働組合があるかどうかもチェックしておきましょう。
もちろん会社によっては形骸化してる労働組合もありますが、無いよりはあったほうが給与体系・福利厚生のよい可能性が高いです。
求人情報をもらい吟味する
希望を伝えた後、エージェントから求人情報をもらえます。聞いたことがある会社からニッチな会社まで本当に様々な求人があると分かります。
求人票を見るとその会社の規模や業種内容はもちろん、数年分の経営状況も把握することができます。
「経営状況がいいってどうやって判断するの?」と思われる方へ、僕が考える簡単に見るべきポイントをまとめます。
・年収が希望範囲か
・年間休日が確保されてるか(120日以上あれば多い方)
・売上が低迷してないか(※従業員1人あたり5000万以上)
・最低限の福利厚生はあるか(手当て類、休暇など)
※あくまで個人的な目安です。中規模企業には概ね当てはめられると思います。
現在勤めている会社と比較して、より幸せになれるような、あなたの軸に合った会社を選択してください。
③転職活動ロードマップ:実践編
職務経歴書と履歴書を作成する
まずフォーマットですが、職務経歴書と履歴書は転職エージェントが持っているフォーマットを使えば問題ありません。
万が一無い場合はネット上にある見やすいフォーマットを使ってください。
下図のようなイメージです。
職務経歴書は今まであなたが行ってきた業務を詳しく記載するものです。
できるだけ細かく書くようにしましょう。
相手はあなたがどんな業務をしていたのか分かりませんので、専門用語をなるべく使わず、「どの部署で」「どれくらいの期間で」「どんな業務を」「どうやって進めていたか」「どんな成果があったか」を詳しく書く必要があります。
実際に私が書いた例を挙げます。
※転職エージェントの指示がありますので基本的にはその指示に則って書けばOKですが、参考までに私の例を載せます。
職務要約(例)
〇〇大学〇〇部〇〇学科卒業後、現職の〇〇株式会社(〇〇専門の会社)に入社。
入社以降、設計・技術営業・調達業務と幅広い業務を経験致しました。
設計業務(AutoCAD使用)において身に着けた技術的な知識を、営業・調達業務に活かすなど、複数の職務内容を経験したことが私の強みとなっております。
また、調達業務については、外資系大手〇〇メーカー本国(主に韓国・欧州)との価格交渉も経験しました。
職務経歴(例)
2014年4月〜2015年5月
◇営業技術担当
・〇〇の技術対応窓口
・客先への〇〇のプレゼンテーション
・新商品の性能検査
・〇〇カタログ作成
・〇〇要領書作成(英文、和文)
【役割】客先の技術窓口として、製品に関する問い合わせ(古い機種と現行機種の違いなど)に対応した
【実績】モデルチェンジした製品の内容を、社内外の方が理解しやすいよう簡潔にまとめ説明した
2015年6月〜・・・
活かせる経験・知識・技術
・調達業務経験(納期管理、価格交渉)
・海外出張経験(欧州)
・図面読解知識(〇〇設計、AutoCAD使用)
・〇〇の図面作成(AutoCAD使用)
・現場監督経験(業者指示、客先交渉)
・書類作成(カタログ作成、議事録作成)
資格
・普通自動車第一種免許(〇〇年〇〇月取得)
・TOEIC:〇〇点
・・・
自己PR
200字くらいで自分が成長したこと、心掛けていること、成果、転職先での心構え、などを書きました。
まず今まであなたが何をやってきたか箇条書きで書いて、そのあと肉付けしていけばスムーズに書けると思います。
書いた後はエージェントに確認してもらえるので安心してくださいね。
気になる企業の面接を受ける
職務経歴書と履歴書を転職エージェントに渡したあと、その書類選考が通過されれば次は面接になります。(リモート面接される会社も増えてきてます。)
転職の面接はお互いに『仕事内容を確認する場』です。
新卒の面接とは種類が異なります。
転職での面接は今まであなたが経験したことを、次の会社で活用できるのか、その確認をする場です。
これはできる、これはできない、といった確認を面接を通じて行い、入社すべきかどうかを決めます。
志望動機
志望動機は必ず聞かれるので準備しておきましょう。
志望動機では「あなたの会社だけが当てはまる情報」を加えて伝えるようにします。
「それ、うちの会社じゃなくてもいいよね?」と思われない理由が必要です。
このあたりの理由は転職エージェントに作ってもらったり添削してもらえたりするので心配は不要ですが、自分の言葉で言えるようになるほうがいいです。
メーカーの例だと、〇〇製品の完成品までを自社で製作している、国内シェアがトップで海外展開もしているなど、理由を組み合わせてその会社独自の特徴をあげるといいです。
自身の業務内容
次に、今まで経験した業務内容を自信を持って説明してください。あなたの業務と全く同じ人なんていません。
業務の中でやり遂げた『成果』とその『経緯』を丁寧に相手へ話してください。ただし短すぎても長すぎてもいけません。
あくまで「対話」です。
会社からの質問
会社からの質問としては、次のような質問が多いです。
『海外へ転勤になっても大丈夫か』
『ストレス発散方法はどうしているか』
『苦労したことは何か』などなど。
できるだけ回答の準備をしておいてください。
最後の質問
最後に「質問ありますか?」と絶対聞かれます。
もし興味のある会社であれば質問は必ずしてください。
給与体系のことでも転勤のことでも教育体制のことでも気になったのなら何でも質問してください。
何も思いつかなかったら「仮に内定いただけた場合、それまでに準備しておくことはありますか?」とか「担当予定の主な業務を教えてください」といった前向きな質問をしてください。
冒頭でも書きましたが面接はあくまでビジネスの確認をする場です。
入ってみたら予想と全然違った!ということは避けるようにしましょう!
その他
面接マナー!みたいな情報が溢れていますが、社会人の一般マナーで全然問題ないので過度に意識しすぎないで自然体でいてください。
無理して取り繕って入社しても、あなたの性格と合わず辛い思いをしてしまう可能性が高くなります。
ただ、相手に失礼のない礼儀正しさは不可欠です。
④転職活動ロードマップ:内定後・退職編
内定が出ても冷静な判断をする
後日内定が出たとしても必ず受諾する必要はありません。
面接してみてどうも合わないなぁと感じたなら断って次の会社の面接を受けましょう!
あなたに入って欲しいと思う会社は他にも必ずあるので自信をもってください!
心から行きたいと思える会社がきっと見つかります。
承諾する場合もエージェントへ連絡する
面接でも好印象な企業ならぜひ入社しましょう!この場合も転職エージェントに連絡して入社する旨を伝えてください。
ここまでしっかり準備してきたんですから、きっとあなたに合う企業のはずです。
入社後すぐは勉強と思っていろんなことにチャレンジしてくださいね!
うまく退職できない場合の対処法
内定先が決まったら今お勤めの会社を退職しなければなりません。
しかし、簡単に辞めさせてくれない会社が存在することも事実です。また、単に退職を伝えづらい、とか上司と話したくない、といった方もいらっしゃるでしょう。
どうしても辞めにくい場合は退職代行を検討してみてください。
まとめ
あとがき
転職サイトの登録が転職活動の第一歩になるのでぜひ早めに済ませておきましょう。
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ではまた!
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