購買部・調達部

【徹底解説】調達(購買)部門はいらない?必要な理由3選を解説

調達部門(購買部門)が必要な3つの理由を解説した記事のアイキャッチ画像
  • 調達部門って事務作業だけなんじゃないの?
  • 部品を手配するだけならいらないのでは…
  • どんなことをやってるんだろう

調達(購買)部門は製品を作る上で非常に重要な部署です。

なぜなら適正な納期管理と価格交渉を行なっているから。

本記事では調達・購買部門が必要な理由を解説しています。

経験談を含めた具体的な仕事内容を見ることで、調達部門へのイメージが変わります。

本記事のまとめ
  • 会社のお金を取り扱ってる重要な部署
  • 工程に間に合うよう納期管理している
  • 法律に関する知識も必要とされる
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調達部門(購買部)はいらないと思われてる?

このような意見が見られます。

非常に厳しい意見がいくつか見られました。

当サイト管理者の経験をベースに考察していきます。

【結論】調達部門(購買部)は超重要な部門

結論ですがメーカーにとって調達部門はかなり重要な部署です。

正直なところ、ネットや他の部署からは「調達部門は事務作業だけでそれほど重要ではない」と思われることがあります。

ですが、全くそんなことはありません。

会社の利益を確保するために原価を極力抑えながらも納期通りに部品納入させ下請法など法律も頭に入れながらミスなく処理する必要があるからです。

海外から仕入れる時はさらに英語貿易の知識も必要になります。

調達部が重要である理由は下記の3つです。

では一つずつ詳細に書いていきます。

必要な理由①:会社の資金を直接扱うため

調達部門が必要な理由3選

1つ目は会社の財布を握っていることです。

いくら売り上げが伸びている会社であっても高い買い物ばかりしていると全然利益が出ませんよね。

反対に、売上が低迷している時に安く仕入れることができれば利益を確保することができ、最終的には従業員の給料も安定させることができます。

ただ、安く仕入れるのは簡単ではありません。

値下げ交渉しようと思っても取引先の営業の方は簡単にYesとは言わないです。

そこでお互いにメリットがあるような交渉術が必要になります。

たとえば年間発注量をこれだけ増やすから、割引率を大きくして欲しいというようなWinWinの価格交渉です。

調達部門では自分のお金と思って交渉することが必要ですが、単にお願いするだけの人では務まらないのです。

また、適切な価格を見極める専門的なスキルも必要です。

実務経験を通して、この部品ならこの価格が妥当だという判断ができなければなりません。

交渉術、心構え、適切な価格判断という多岐にわたるスキルが必要だということがわかりますね。

必要な理由②:自社工程を厳守した納期調整を行うため

調達部門が必要な理由3選

2つ目は納期調整です。

メーカーでは自社製品を作るために製造工程が組まれています。

ですのでその工程が始まるタイミングで自社に部品がないと製品が作れないという大惨事になります。

納期通りに部品が納入されることは必須なのです。普段はうまく流れているので気にしませんが、調達部門の方の頑張りがあるから自社製品が作れるのです。

工程通りに部品を仕入れることによって余分な在庫を持つ必要がなくなりますよね。

そうすることによって余剰在庫にならず、保管するための倉庫やスペースを最小限にすることができます。

そして倉庫や保管スペースを必要最低限にすることによって、それにかかる保管費などの無駄な固定費を減らすことができ、利益確保に繋がります。

直近では半導体がなかなか確保できない問題や自然災害による納期遅延が発生していますが、このような状況下で納期遅れにならないようフォローすることが必要です。

これらも調達部門の重要な業務ですね。

必要な理由③:法律の知識が必要であるため

調達部門が必要な理由3選

3つ目は法律の知識が必要であることです。

下請法という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

調達部門の方ならご存知だと思いますが会社の資本金の大小によって中小企業が不当な不利益にならないような法律です。

下請法の概要
目的:下請取引の公正化・下請事業者の利益保護

(引用:公正取引委員会

ここでは軽くしか触れませんが納入してから数日以内に支払うことであったり、納入後○ヶ月以降は原則返品できないとか、細かく記載されています。

場合によっては立ち入り監査が行われることがあります。

もし違反すると会社に対して罰金が科せられ、お客さんや取引先から信用を失うことになりますね。

そのような事態を防ぐために、調達部門は価格交渉や納期調整を行いながらこのような法律も遵守して業務を行なっています。

単に仕入れ価格を下げるスキル・英語スキル・納期等の管理スキルだけでなく、法律の知識も必要なのです。

調達部門の業務内容をもっと知りたい方はこちらをご覧ください。

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まとめ

本記事のまとめ
  • 会社のお金を取り扱ってる重要な部署
  • 工程に間に合うよう納期管理している
  • 法律に関する知識も必要とされる

あとがき

以上が調達部門が必要な理由です。

非常に多くのスキルが必要な部署で大変なんだなと伝われば嬉しいです。

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ではまた!

ABOUT ME
キャリアブロガー ゆん
◇家族構成:奥さん、息子、わんこ ◇20代で関西から東海へ転職 ◇製造業の設計/営業/購買/現場監督などを経験 ◇20代製造業の転職ならお任せください ◇毎月15万円ほど株式投資