- ルート営業ってそんなにツラいんだろうか?
- ネットで「やめとけ」と言われる理由を知りたい
- 転職先にルート営業を考えてるけどどうなんだろ
実はお客さんが決まっているためにルート営業ならではのツラい理由があります。
この記事ではルート営業は「やめとけ」と言われる理由とおすすめの人について解説しています。
転職先に製造業のルート営業を選ぶことで、あなたの能力が発揮されるかもしれません!
- レスポンスが早く対話が得意な方におすすめ
- マイペースに作業したい方には不向き
- クレーム対応が超重要
- 顧客側から見てレスポンスが早い人は印象が良い
ルート営業ってどんなことするの?
ルート営業は決まったお客さんに商品説明や価格交渉、納期交渉を行います。
また、特徴として何か製品にトラブルが起きた時の窓口となる役割もあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
なぜルート営業はやめとけと言われる?
ルート営業には以下のポイントでつらいことがあります。
①スケジュール
②交渉
③クレーム対応
1つずつ見ていきましょう。
つらい理由①スケジュール
ルート営業はお客さんが決まっているため、スケジュールはお客さん最優先になります。
「こんな部品って取り扱ってる?」
「すぐ見積書送って!」
「〇〇の源どうなってる?」
など、お客さんから色んな連絡を毎日受けます。
このように突発的な仕事が多く、予定が立てられないことがつらい理由の1つにあります。
つらい理由②交渉
2つ目の理由は価格交渉や納期交渉です。
お客さんが決まってるなら楽じゃないの?と思うかもしれません。
しかし、ずっと取引があるがゆえに、価格の実績が残っており、少しでも高いとスムーズに注文がもらえません。
こういった交渉業務がストレスの一因になります。
つらい理由③クレーム対応
3つ目の理由はクレーム対応です。
どんな製品でも不具合は発生してしまいます。そのため、すぐに対応しなければなりません。
「今日中に〇〇の代替品持ってきて!」
「大至急連絡して!」
とお客さんから連絡があるのでマイペースに仕事をすることができません。
つらい理由④その他
その他のつらい理由として、
「ノルマがないから給料が安い」
「お客さんが決まったままなのでつまらない」
といった意見をよく聞きます。
また、つらい理由①〜③を見ていただた通り、僕の経験としては「つまらないなんて思う余裕はない」です。
しかも営業だと数字が結果として見えるので評価もされやすくモチベーションも上がりやすいです。
リアルな経験談からの意見
やめとけと言われるほどツラい理由を書きましたが、
「ルート営業はある特定の人にとってベストな部署」です。
僕の経験になりますが、人によっては非常にマッチした部署だと感じております。
下記に詳しく説明します。
ルート営業に向いている方
ルート営業に向いている方の特徴をまとめます。こんな方には非常におすすめの部門です。
・新規顧客からバンバン契約をとるより、きまったお客さんと深く長くお付き合いしたい方
・不具合が発生したらすぐに代品を準備するなどのフットワークが軽くレスポンスが速い方
・気が合わないお客さんの担当になったとしても割り切って仕事ができる方
ネットではおすすめしない意見がありますが、それは自身の性格と合っていないだけだと考えます。
製造業の場合、お客様からするとルート営業は窓口になります。
そのため話をしっかり聞き、相手が不愉快にならない態度でコミュニケーションできる力が必須です。
また、新規開拓と異なり、ルート営業ではお客様から定期的に決まった商品の手配依頼があります。
ルート営業では「クレーム対応」が重要になります。
たとえば納めた商品に不具合が発生したら、お客様の作業(工程)が中断され多大な迷惑がかかってしまいます。
同じ商品を納めていますが不具合は必ず起こってしまいます。
以上のことから、素早いレスポンスも必須になりますのでぜひ覚えていてください。
ルート営業に向いていない方
逆に、ルート営業に合っていない方はこんな方です。
・じっくり考えマイペースに作業したい方
・人の話を聞くことは嫌いではないが話すのは好まない方
・パフォーマンスが得意ではない方
上記のような方が営業部門に入ってしまうと本当に苦労してしまいます。
私自身が経験し様々な営業の方と接した上での経験則ですが、大きくは外れていないと思います。
全然成果が出せず上司や先輩から理不尽なことを言われストレスが溜まってしまいます。
決してあなたが「センスがない」とか「無能」ではありませんよ。
また、自分に適さない部署から離れることは「逃げ」とか「甘え」ではありません。
あなたの人生のため、自分に合ってない部署は選択肢から外しましょう。
ルート営業がつらいときの対処法
タイムマネジメント
ルート営業では、毎日の訪問スケジュールに追われたり、納期調整やクレーム対応で余裕がなくなったりします。
そのため、効率的に動けるようにタイムマネジメントが重要です。
たとえば、近くのエリアごとにお客様を分類し、効率よく回れるルートを考えます。
事前にお客様の要求やトラブルを確認しておくと、交渉がスムーズになります。
こうした小さな工夫が、仕事の負担を軽くしてくれます。
上手に断るコミュニケーションスキル
長いお付き合いが求められるルート営業では、お客様からの無理な要求を受けることも珍しくありません。
たとえばすでに単価を決定したのに、さらに値下げ要求があったり、明日すぐに商品を届けて欲しいといったお願いがあります。
しかし、すべてに応えていては自分が消耗してしまいます。
重要なのは、お客様の信頼を損なわずに、必要以上の要求を避けるスキルです。
「社内確認します」などのクッション言葉を使ったり、「これ以上の値下げは本当に厳しいので、代わりに保証期間を延長するのはいかがでしょうか?」と上手に折り合いをつけることができます。
こうしたスキルを身につけると、自分の精神をすり減らさずにルート営業を続けることができます。
仕事のモチベーションを高める工夫
単調になりがちなルート営業では、モチベーションの維持が難しい場合があります。
そこで、目標設定を細かく分ける方法が効果的です。
たとえば、自分が担当しているお客様ごとに粗利を計算し、目標値を自分で設定して営業活動する、といった方法です。
これなら会社から与えられたノルマじゃなく、達成感を得られる機会を増やせます。
また、お客様に感謝されたエピソードを記録するなど、自分の仕事が誰かの役に立っている実感を得られる工夫もおすすめです。
担当を変えてもらう
業界を変えて転職する
上記の対処法をやっても辞めたいと思う場合は、自分にとって満足のいく働き方を見つけるために転職を視野に入れましょう。
扱う製品や会社を変えるだけで働きやすさは全然違います。
人生を楽しめるように転職することも検討しましょう。
参考:顧客側から見た信頼できる営業担当
顧客側からの意見としては、上述したように納入部品の不具合発生時にレスポンスが早い方が好まれます。
また、問題に前向きに解決しようする姿勢が見えると非常に好印象です。
まとめ
・レスポンスが早くコミュニケーションが得意な方におすすめ
・マイペースに作業したい、それほど話すのは好まない方には不向き
・部品販売はルーティン化しているため不具合時の対応が重要
・顧客側から見てもレスポンスが早い営業の方は非常に印象がいい
あとがき
以上がルート営業のリアルな見解です。
この記事をきっかけにルート営業について興味をもっていただければ幸いです。
ではまた!
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