こんにちはゆんです。
・製造業(メーカー)の平均年収は高い方だが振れ幅が大きい
・大手のグループ会社であっても小規模なら管理職で年収600万円程度
・中手、大手メーカなら管理職で年収1000万円が見えてくる
・管理職でも年収アップが見込めないなら早め転職活動を
小規模メーカーから大手メーカに在籍した僕の経験をもとにまとめたので、リアルな給料を見ていきましょう。

製造業(メーカー)の給料は安いという口コミまとめ
ネット上で製造業(メーカー)の給料は低いとよく言われています。
僕も29歳で転職するまで、メーカーってなんで給料が低いんだろうと思っていました。
なぜ製造業(メーカー)の給料は低いと思われるのか?

若い人の給料が上がらないから
製造業では特に年功序列の風習が強く残っています。

(厚生労働省発行 令和4年賃金構造基本統計調査の概況より25歳〜29歳部分のみ抜粋)
後ほど解説しますが、実は製造業の平均年収は悪くありません。しかし、25歳〜29歳では約23万円と他の業種と比べてかなり低い水準となっています。
若い人の給料が低いため、製造業の給料が安いと思われています。
学歴不問な求人が多いから
製造業では体で覚えることが多く、学歴よりも現場経験が優遇されることがあります。
そのため、大卒よりも高卒の人数が多くなり全体的に年収が低めと感じる人が多いです。
企業によって振れ幅が大きいから
では実際に大手サイトが公表している2022年のメーカー平均年収をご紹介します。
ちなみに他の業界の平均年収はこんな感じです。
2022年業種別 平均年収 | |
---|---|
金融 | 454万円 |
総合商社 | 446万円 |
IT/通信 | 436万円 |
建設/不動産 | 421万円 |
広告メディア | 412万円 |
専門商社 | 411万円 |
メディカル | 400万円 |
サービス | 366万円 |
小売/外食 | 351万円 |
(引用元:doda)
メーカーはどちらかというと年収が高い方だと言えます。
ではなぜ「給料が安い業界」と言われるのでしょうか?
↓もう少し詳しく調べてみました↓
メーカーといっても色んなジャンルがあります。そのジャンル別に平均年収をまとめてみました。
2022年メーカー別 平均年収 | |
---|---|
タバコメーカー | 769万円 |
総合電気メーカー | 545万円 |
化学メーカー | 475万円 |
ゲームメーカー | 452万円 |
スポーツメーカー | 423万円 |
文具メーカー | 400万円 |
家具メーカー | 373万円 |
(引用元:doda)
かなり振れ幅が大きいことが分かります。
つまり、メーカーの中でもさらにどんな製品を扱っているのかが給料に関係しているのです。
製造業(メーカー)で給料を上げる方法

どんどん改善してアピールする
給料を上げるには業務改善に取り組むことが必要です。
製造業ではルーティン作業がメインであるため、目の前の仕事だけを淡々とやるだけでは周りと同じです。
給料を上げるには他の従業員よりも会社に貢献しなければなりません。
特別なスキルや経験がない場合は、自分の関係ある仕事をどんどん改善して、上司へアピールしましょう。
手当をうまく活用する
意外に漏れているのが各種手当です。
手当の代表例
- 残業手当
- 住宅手当
- 家族手当
- 出張手当
- 早朝出張手当
- 深夜帰宅出張手当
- テレワーク手当
- 通勤手当
- 資格手当
この中でも資格手当は申請忘れが多いです。
何か使える資格があれば、ぜひ会社へ申請してください。
年収が高めなジャンルを選定する
製造業といってもいろんなメーカーがあります。
上記の表のとおりメーカーといってもジャンルによって年収は大きく変わります。
実際のところ、タバコメーカーは数も少なく入社困難な企業でもありますので、電機メーカーや化学メーカーが年収アップにはぴったりですね。
中手・大手企業に入社する
年収は会社の規模によっても影響します。

(令和4年賃金構造基本統計調査をもとに編集)
技術者を例にとっても、企業規模によってかなり年収が変わってきます。
福利厚生の面から考えても、年収アップするなら中手〜大手企業をまずは目指してみましょう。
【経験談】規模毎に製造業(メーカー)の給料をご紹介
ここで、実際私が勤めてきた小規模メーカー〜大手メーカーの給料をご紹介します。
・最終学歴は四年生大卒とする
・文系、理系問わず
・新卒で入社したとする
・残業は20時間とする
このような条件で自身の給料を参考にし、管理職などの給料については徹底的にヒアリングし実態調査しました。
その結果をご紹介します。
一般社員:300〜500万円
管理職:500〜600万円
親会社からの出向者(一般社員):600〜700万円
親会社からの出向者(管理職):800〜1000万円
(社員数 100〜150人)
一般社員:400〜800万円
管理職 :800〜1200万円
(社員数 500〜1000人)
一般社員:400〜800万円
管理職:1000〜1400万円
(社員数 1000人以上)
注目いただきたいのは、各規模の会社で一般社員の中でも階級にかなりの違いがあることです。
中規模〜大規模な会社では管理職になると1000万円が見えてきます。
しかし小規模なメーカーだと500〜600万円程度になってしまいます。
業務の多さや責任の大きさはそれほど変わらないのに、給料は全然異なります。
入社時点では分からないのがツラいところですが、会社の規模によっても給料にかなりの差があることがわかります。
製造業(メーカー)で給料を上げるためのポイント
以上のことからまとまると、メーカーで給料を上げるためには下記2点が重要であることがわかります。
①売上が確保される製品を作っているのか
②ある程度大きな規模の会社か
個人では非常に難しいですよね。
ですので、企業情報が集約されている転職エージェントを利用することが王道です。
転職すると給料はあがるのか?
どれだけ頑張っても給料が全然上がらない人が多いです。それはその人が悪いのではなく、働く環境に原因があることがほとんどです。
誠実な会社でなければどれだけ頑張っても報われません。
ですので、給料をあげるためには給与体系や将来どれくらいの給料が見込めるのかを事前に把握しなければなりません。
そのうち給料が上がると思っていたら全然上がらなかった!という事態は避けましょう。
僕の前職では、管理職になっても全然給料が上がらないことを知り転職活動を始めました。
真面目に仕事へ取り組み、結果も残してるのに全然給料が上がらない場合、給料アップに向けての早めの転職活動が必要です。
こちらの記事に失敗しない転職活動ロードマップをまとめております。
転職活動は失敗したくないけど、どうやって進めればいいかお悩みの方はぜひ参考にしてください。

がっつりした転職活動はちょっと…という方は下記記事を覗いてみてください。無料でできる適職診断サービスを紹介してます。

まとめ
・メーカー(製造業)平均年収は高い方だが振れ幅が大きい
・大手のグループ会社であっても小規模なら管理職で年収600万円程度
・中手、大手メーカなら管理職で年収1000万円が見えてくる
・管理職で年収アップが見込めないなら早め転職活動を始める
あとがき
メーカー(製造業)の給料についての内容は以上になります。
今お勤めの会社を続けていこうか悩んでいる方へ本記事が役に立てば嬉しいです。
このような製造業にあなたが合っているか確認してみてください。

ではまた!