- ルート営業は大変だし辞めたい…
- 転職してもうまくいくかな?
- 実際に経験した人の話を見たい!
ルート営業は楽だと言われますがそんなことはありません。
飛び込み営業とは違った大変さがあります。
この記事ではルート営業を辞めたい理由と転職前に考えるべきポイントについて解説します。
本記事を最後まで読んで、転職してから「思ってた仕事と違った…」と後悔しないようにしましょう。
- 顧客が固定された特有の悩みがある
- 転職前にしっかり準備すること
- 営業経験を活かした転職ができる
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ルート営業は向いてないかも?辞めたい理由9選
あーしごとやめたい
Twitterで営業 辞めたい で検索かけ始めてるあたり自分でも末期だって自覚してる
飛び込みも嫌だし、ルート営業も相手してもらえない所ばかりだし、仮に今もし相手にしてくれる人がおるかもしれないとしてもそれを探す気力も湧かない。— ぬぱんぬぱーん (@nupan_yagy) October 2, 2017
ルート営業の仕事をしていると、「もう辞めたい……」と感じることが少なくありません。
これには9つの理由があります。
①顧客対応や板挟みによるストレス
ルート営業では特にお客様との長い付き合いが求められます。
しかし、長い関係だからこそ、大きなストレスとなることがあります。
たとえば、お客様から無理な要求をされたとき、断るのが難しく会社との板挟みになることも少なくありません。
ルート営業担当の立場では、会社の立場も考えつつお客様に嫌われないような対応が求められます。
②問い合わせが多すぎる
基本的に担当する営業先はいくつもあり、ルート営業の担当者はそれら全ての窓口役となります。
そのため、納入した製品にトラブルがあったり、納期調整や価格相談がある場合、それらのお客様からの問い合わせに対応しなければなりません。
③給料が上がりにくい
ルート営業では、新規営業と異なり「大きな成果」を出すチャンスが多くありません。
いま取引しているお客様が相手のため、売上は横ばいで増やすのが難しく成果が見えにくいという特徴があります。
その結果、評価基準があいまいになりやすく、給与やボーナスが思ったほど伸びないことも少なくありません。
「このまま続けても将来が不安だ」と思う原因になってしまいます。
④売れて当然のプレッシャーがある
ルート営業ではお客様がすでに決まっていますが、価格交渉・納期調整・クレーム対応など様々な仕事があります。
特に価格交渉はお客様の値下げ要求が強く、簡単に値上げすることが難しいのです。
それにもかかわらず、「既存顧客だから売れて当然」という認識を持たれることが少なくありません。
「もっと売り上げを伸ばせ!」と指示するような会社では、ルート営業の精神的な負担が大きくなります。
⑤休日対応や接待が求められる
ルート営業ではお客様と長い付き合いがあるので、定時後や休日に接待することもあります。
そのため、いつも仕事のことばかり考えるようになり、自分の時間が取れず疲れてしまう人も少なくありません。
また、顧客からの急な連絡やトラブル対応をするため、夜間や休日も気が抜けないことがあります。
⑥お客様との相性が悪い
ルート営業はお客様が固定されているので、相性が悪いとかなり苦痛になります。
電話であきらかに機嫌が悪い口調だったり、こちらの考えを聞いてくれない人だったり、無茶な要求をする人もいます。
⑦前任者と比較される
ルート営業の担当が変わる場合、お客様から前任の担当と比較されがちです。
- 「前の人はよかったなぁ」
- 「担当が外れて残念だ」
と思われると、新しく担当となった自分としては心苦しいものがあります。
信頼関係を築くのに時間がかかる一方で、頼りに思われないままルート営業の担当を続けていかなくてはなりません。
ルート営業の大変さは、人間関係による影響が大きいのです。
⑧仕事の範囲が限定されている
お客様が固定されて販売の流れが決まっており、注文を受けた製品を納めるため、かなり限られた範囲での業務となります。
その中でもお客様からの問い合わせ対応は大変ですが、もっと幅広く活躍したい人にとっては「このままでいいのかな?」と物足りなく感じることもあります。
そのため専門的なスキルが身に付かず、もし今の会社が潰れても他でやっていけるか将来が不安になることも少なくありません。
⑨ルーティンワークに飽きてしまう
ルート営業は大変さを感じる人もいますが、一部の企業や業界では毎日同じような営業活動を繰り返すことで飽きてしまうこともあります。
- 「新しい挑戦がしたい!」
- 「仕事に変化が欲しい!」
という人にとっては、このルーティン化された仕事が「ぬるま湯」だと感じることも少なくありません。
目新しさを見つけにくい点が、やりがいを感じにくくする要因です。
ルート営業を辞めたい人におすすめのキャリアの選択肢とは?
ルート営業で「辞めたい」と思って転職するためには、次に進む道筋をハッキリさせることが大切です。
営業経験を活かしつつ、生き生き働けるような職種を見つけるポイントを解説します。
営業経験を活かせる異業種へ転職
ルート営業の経験は、実は多くの業界で必要とされます。
たとえばメーカー業界では、年間目標はあるものの月間ノルマがある企業は少なく、既存顧客との関係構築やフォローアップのスキルが重要視されます。
これまで培ってきたコミュニケーション能力や提案力を活かしつつ、異業種への転職は新たな刺激を得るチャンスです。
管理職や事務職へのキャリアチェンジ
ルート営業がうまくいかない人の中には、
- 「体力的に厳しい」
- 「営業スキルが身についてないかも」
といった悩みを持つことも少なくありません。
こんな場合は「管理職」や「事務職」への転職を考えてみましょう。
これらの職種では、ルート営業で経験してきたスケジュール管理や資料作成のスキルを活かせる上に、営業ほどの対人ストレスが少ないことが特徴です。
調達・購買職へのキャリアチェンジ
ルート営業の経験は調達・購買職への転職で優遇されます。
なぜなら調達・購買部門は営業の相手になっていた部署なので、交渉がどういったものかすでに把握できているからです。
営業経験を必須にしている求人もあり、購買職への転職もぜひ検討してみてください。
【体験談】ルート営業の経験を活かした筆者の転職
僕はルート営業を2年ほど経験して転職しました。
ルート営業では毎日のようにお客様から問い合わせを受けたり、設計部門や購買部門と打ち合わせをしたり、お客様にも社内の人にも気を遣う毎日でした。
転職活動していたときは、給料が上がらなかったり人間関係で大変だったことをすべて洗い出して、職務経歴書に書いたり面接で話すネタにしました。
そうすることでネットや本で覚えた文章じゃなく、共感されるリアリティある話になり、一度も面接で落とされることもなかったのです。
この記事を読んでいるあなたもルート営業で人と話すことは慣れているので、自信を持って転職活動を始めてください。
ルート営業を辞めたいときに転職する具体的なステップ
ルート営業から転職したい場合は、次のステップを踏んで新しいキャリアを見つけましょう。
①ルート営業の辞めたい理由を整理する
ルート営業を辞めたいと思ったとき、まず「なぜ辞めたいのか」を明確にすることがとても大切です。
自分の気持ちを整理することで、次のキャリア選びで後悔しない決断ができるようになります。
なぜ理由を整理する必要があるのか
辞めたい理由を具体的にすることで、「今の仕事で解決できる問題」と「転職でしか解決できない問題」を分けることができます。
たとえば、「上司と合わない」だけなら社内の異動で解決する可能性があります。
しかし「給料が上がりにくい」「会社に魅力がない」という場合は転職がより良い選択肢となります。
理由を整理する方法
ノートやスマホのメモを活用し、辞めたいと思う理由を書き出しましょう。
このとき、思い浮かぶすべてのことを自由に書くのがポイントです。
- 給料が低すぎる
- 昇給が全然ない
- 休日が少ない
- 尊敬できる人がいない
など、できるだけ具体的にリストにまとめます。
その後、それらの理由に優先順位をつけ、どの問題が自分にとって一番重要なのかを考えましょう。
②転職先に求める条件を明確にする
転職活動をスムーズに進めるためには、「自分がどんな職場で働きたいか」を明確にすることが重要です。
具体的に条件を決めることで、より良く求人を比較することができます。
なぜ条件を明確にする必要があるのか
転職活動では、多数の求人の中から自分に合う職場を探す必要があります。
条件があいまいだと、どの求人が自分に向いているのか判断しづらくなり、時間が無駄になることも……
逆に、希望条件が明確であれば、検索の幅がグッと絞られ応募先を決めやすくなります。
条件を設定する方法
自分が「仕事で大事にしたいこと」をリストアップしましょう。
- 働き方
残業の少なさやリモートワーク - 給与や福利厚生
年収、ボーナス、手当など - 職場環境
職場の雰囲気や上司との関係 - スキルの活用や成長機会
得意分野を活かせるか、新しいことを学べる環境か
次に、それぞれの条件に優先順位をつけます。
「絶対に譲れない条件」と「妥協できる条件」を分けることで、具体的な目標が見えてきます。
③自分のスキルと経験を整理する
ルート営業の経験を活かして転職を成功させるには、これまで培ってきたスキルや知識を明確にすることが重要です。
自分が何を得意としているのかを把握すれば、次のキャリア選びに大きな武器となります。
なぜスキルや経験の整理が必要なのか
自分の強みを明確にすることで応募する職種や企業を選びやすくなったり、面接で「自分が何を提供できるか」を具体的にアピールする材料にもなります。
たとえば、「責任感に自信がある」や「スケジュール管理が得意」といった特徴を知っておくことが、他の人との差別化につながります。
整理する具体的な方法
まずは、現在の業務内容をすべて書き出しましょう。
- お客様の会社名
- どんな製品を売っているか
- 今まで提案したこと
- 売上金額
- クレーム対応したこと
など、細かい情報までリスト化してください。
その中で特に実績を挙げたエピソードをピックアップしましょう。
- 売り上げの実績
- お客さんからどんな依頼があったか
- 上記ではどのように対応したか
- 最も辛かったこと、どう乗り越えたか
- 自主的に行った仕事内容
それらを「コミュニケーション力」「問題解決能力」「交渉スキル」などの具体的なスキルに結びつけます。
スキルを活かせる業界や職種を考える
見つけたスキルが、どの業界で求められているかを調べます。
求人サイトで1つ1つ探すのは難しいので適職診断ができるツールを活用しましょう。
ツールを使うことで、自分自身が求める仕事や職場環境を明確にし、転職先の選定に役立てることができます。
④ルート営業の経験を活かした転職を考えてみる
ルート営業を経験すると、顧客対応や関係構築のスキルが身についています。
このようなスキルを持った人は、人材不足の製造・メーカー業界で特に求められます。
製造業・メーカー業界に注目する理由
お客様との信頼構築や長期的なフォローアップのスキルは、部品メーカーや機械製造企業でも求められます。
また、時間をかけて成長するような風土があるため、長期的なキャリアを考えている人にピッタリです。
製造業界で活かせるルート営業の経験
ルート営業では、取引先との長期的な信頼構築や、柔軟な対応力が求められる仕事が多いです。
製造業界でもこうしたスキルは重要で、特に次のような場面で活かせます。
- 顧客対応力
取引先の要望を的確に理解する - 調整力と問題解決力
納期や製品仕様の調整をスムーズに進められる - 関係構築スキル
お客様との円滑なコミュニケーション
⑤転職サイトやエージェントで求人を見てみる
どんな求人があるのかリクナビNEXTなどの転職サイトで見てみましょう。
たとえば製造業やメーカーの営業職で条件を絞ってみても、かなり多くの求人数が掲載されています。
少子高齢化にともなう人材不足でどの企業も営業経験者を必要としています。
転職するときには製造業・メーカー業界もぜひ検討してみてください。
参考:転職成功のために必要なマインド
転職先がすぐ決まる人もいれば半年経っても決まらない人もいます。
もし活動期間が長くなったとしても『自分に合った職場は絶対見つかる!』という気持ちを忘れないでください。
あなたのルート営業としての経験や人柄を求める会社は必ず存在します。
「書類選考が通らない」「面接が通らない」といった会社は縁がなかったので割り切って転職活動を進めましょう。
製造業・メーカーの転職なら特化型エージェントを使ってみよう
メーカー業界は他とは異なり、技術力や業界特有のスキルが重視される分野です。
一般的な転職サイトやエージェントでは、企業の詳細や求人情報が十分に把握されていないケースがほとんどです。
しかし、製造業に特化したエージェントは、業界の特性や企業ごとのニーズに精通しているため、求職者にとってピッタリの職場を紹介してくれます。
具体的には次のようなサポートがあります。
- 自分の経験を活かせる職種の提案
例えば、営業管理職、サプライチェーン管理、製品企画職など、ルート営業経験者に向いている職種を提案してくれます。 - 応募書類や面接対策
ルート営業での成功体験をどのように製造業界向けにアピールすべきかを具体的にアドバイスしてもらえます。 - キャリア相談
将来のキャリアパスを考えながら、今後身につけるべきスキルや業界内での成長戦略を教えてくれます。
また、一般の求人サイトには掲載されていない非公開求人にもアクセスできるのが大きなメリットです。
求人票だけでは分からない職場環境や実際の業務内容についても情報を提供してくれる点が大きなメリットです。
まとめ
以上がルート営業を辞めたい理由と転職前に考えるべきことです。
自己分析を行い転職活動を正しく進めることで、新しいキャリアが見つかり、あなたに合った職場環境で充実した人生を送ることができます。
本記事を参考に、あなたのキャリアに合わせた転職を始めましょう。
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良い求人はすぐ無くなってしまうのでお早めに